看護部の教育制度

看護部の理念

法人の理念『地域のために 地域とともに』を基本方針とし、患者・家族の意思を尊重した患者中心の看護・ケアを提供します。

  1. 安全と安心の看護ケアを提供する。
  2. 信頼される質の高い看護・介護を提供する。
  3. 目標管理による人材育成を行う。
  4. 心豊かな人間性と高い倫理観を持つ自律した看護職を目指す。

看護体制

看護提供方式
チームナーシング+受け持ち制
勤務体制
2交替制
  • 日勤 8:30~17:30(休憩60分)
  • 夜勤 16:30~9:00(休憩120分) 夜勤看護職員配置数 2名
  • 早出 6:00~15:00
  • 遅出 12:00~21:00

教育体制

教育理念
地域に根差したリハビリテーション病院としての看護の実践ができる知識・技術を養う。また、患者さんに質の高いサービスを提供できる職員の育成をし、さらに当院の看護のレベルを向上させる。
教育目標
  1. リハビリテーション病院として必要とされる看護について学び、主体性を持った看護実践ができる。
  2. 倫理的感性を持った人材の育成をする。

アマノリハビリテーション病院 新人看護師 年間教育計画

プリセプターシップ制度を導入しています。採用者には担当看護師を決め、個人指導を行なうとともに、配置部署全員で指導する方法を取っています。
採用時に『年輪』と言う意味の『tree ring』ファイルを渡しています。内容は法人の理念をはじめ、研修参加状況、研究発表等業績、具体的な現場教育方法、技術評価表、面談シート等、それぞれを記入していくことで、自分の成長が見えるものになっています。このファイルは現場教育の指標として、職員全員が持っています。年輪を重ね成長してほしいと願っています。

新人看護師 年間教育計画(PDF)

アマノリハビリテーション病院クリニカルラダー

クリニカルラダー(日本看護協会版)をもとに「アマノリハビリテーション病院クリニカルラダー」を作成し、活用しています。

クリニカルラダーとは、看護師の実践能力を段階的に表現したものです。看護実践能力は、「ニーズをとらえる力」「ケアする力」「協働する力」「意思決定を支える力」の4つの力で分類され、能力の習熟段階は、レベル「Ⅰ」「Ⅱ」「Ⅲ」「Ⅳ」「Ⅴ」の5段階で示します。

自己評価により自己の振り返りをしたうえで他者評価を受け、レベル認定します。レベルに応じた教育プログラムにのっとり学習を重ねつつ看護実践を行います。これを繰り返すことで各々の成長を促し、看護実践能力の向上につながります。

レベル毎の定義

  1. 基本的な看護手順に従い必要に応じ助言を得て看護を実践する
  2. 標準的な看護計画に基づき自立して看護を実践する
  3. ケアの受け手に合う個別的な看護を実践する
  4. 幅広い視野で予測的判断を持ち看護を実践する
  5. より複雑な状況においてケアの受け手にとっての最適な手段を選択しQOLを高めるための看護を実践する

認定看護師育成

当院では、回復期リハビリテーション認定看護師、感染管理認定看護師、摂食嚥下認定看護師等の育成にも力を注ぎ、それぞれの分野での活躍を支援しています。認定看護師養成期間の研修費等の援助もあり、意欲のある人は安心して資格取得に向けての勉強に取り組むことができます。資格取得後は、習得した知識・技術を十分発揮し、さらなるキャリアアップができるように支援しています。

リハビリテーション部の教育制度

レッツ チャレンジ!!
向上心を持ち続け、自ら学ぶことを大切に

リハビリテーション部内に教育部を設置し、スタッフ教育に取り組んでいます。また、新人教育においては新人1名に対し2名の指導者が技術指導と業務指導を行っています。

リハビリテーション部の理念

患者さんの生活や大切な人生に寄り添うことができるリハビリテーションを実践します。

  1. 多様な疾患・障害に対し、リハビリテーションを提供します。
  2. 患者さんのライフステージに合わせたリハビリテーションを提供します。
  3. 信頼される質の高いリハビリテーションを提供します。

教育方針

  • 医学的知識に基づいたリハビリテーションが実践できる
  • 患者さんから学び、自ら学ぶことができる人材を育成する

教育内容

  • 新人研修(リハビリテーション部について、職業倫理、診療報酬、各課の紹介、カルテの書き方、医療安全、感染対策、訓練食、他部署見学など)
  • 疾患別基礎勉強会(新入職員向け:運動器12回、脳血管7回、脊髄損傷7回、呼吸器9回、心大血管5回)
  • 各課(回復期、地域包括・成人外来、発達外来)における勉強会
  • 教育部主催職種別勉強会(年度毎にテーマを決めて計画・実施)
  • 院外講師による症例検討、中堅研修会
  • リハビリテーション部内での症例報告会
  • 様々な学会参加と学会発表の機会提供
  • 共診制度による教育など

新人教育年間計画はこちら(PDF)

望海の里の教育制度

私たちは思いやりと真心を持って、
日々の生活を心身ともに、エンジョイしていただきます。

望海の里では2フロアを計4チームに分け、チームケア + 受け持ち制にし、24時間365日のケアを提供しています。ケアは介護福祉士又は介護士や看護師はもちろん、事務、栄養課も加わり、“スタッフ全員一丸介護”をモットーに取り組んでいます。

教育体制

入職後は経験に応じたオリエンテーションを実施します。新採用の方・中途採用の方に共通している項目は以下となります。

  1. 基本理念の理解
  2. 年度目標の説明、理解
  3. 教育スケジュール説明
  4. 不適切ケア防止への理解

特に1、2に関しては、望海の里が目指す“全員一丸介護”を具体的にどのように実践しているかがイメージでき、スタッフ全員の向かう先が一致するようお伝えします。

望海の里ではプリセプターシップ制度を導入しています。業務指導は主にチームやフロアごとに行いますが、新しく入職した際、業務はもちろんのこと、それ以外の不安も大きいと思います。どんな些細なことでも相談できる関係になれるよう、プリセプターが進捗を確認しながら声を掛けます。

日勤業務の流れに変わりはありませんが、望海の里では「業務を習得する」こと以上に「個別ケアを知り、覚える」ことに力を入れます。そのため、1チーム12名のご入居者の個別ケアをマンツーマンで指導し、48名のケアを約1ヵ月半かけて習得していきます。その中でご入居者にも自分を知ってもらう機会とし、ご入居者とのコミュニケーションを大切にします。

新入職者プログラム

入職日+2日目
  • 新採用者オリエンテーション(就業規則、施設理念、施設年度目標、業務習得スケジュール説明)
  • 座学(介護の基本と技術)
1ヵ月目(サポート付き)
  • 1週目: 環境に慣れる・1日の流れを把握する
  • 2週目: 見聞きして覚える×2日間、サポートを得て実践×3日間
  • 3週目~4週目: チームを替えて2週目同様に実施/採用後1ヵ月面談(介護主任・看護主任)
2ヵ月目(サポート付き)
  • 1週目: チームを替えて2~4週目同様に実施⇒2フロア4チーム実践完了
  • 2週目: 体操、レクリエーション実践
  • 3週目: 入浴介助
  • 4週目: 採用後2ヵ月面談(介護主任・看護主任)
3ヵ月目(見守りを経て実践)
  • 1週目~2週目: 業務分担に沿って実践・受け持ち開始
  • 3週目: 早番、遅番業務開始(サポート付き)
  • 4週目: 採用後3ヵ月面談(施設長・事務主任)
    ・ 夜勤業務は、習熟状況に応じて4週目から見習いとして入ることもある

入職から1~2ヵ月目: 介護チェックシートを使用し進捗を確認
入職から2~3ヵ月目: 施設内研修・外部研修