病室のご案内・入院病棟について
家庭復帰、社会復帰を目指すためには、疾患の発症後早期に、より効果的なリハビリテーションを集中的に取り組むことが必要です。そのために、生活の場である病棟の中でも積極的にリハビリテーションを実施していきます。
当院には回復期リハビリテーション病棟(91床)、地域包括ケア病棟(29床)があります。
回復期リハビリテーション病棟とは
集中的にリハビリテーションを実施することで日常生活活動(ADL)の向上、寝たきりの防止、家庭復帰、社会復帰を支援する病棟です。医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、医療相談員等が共同でリハビリテーションプログラムを作成します。
疾病や傷病によって入院された日からの入院日数の上限が定められています。
入院対象となる患者さん
- 脳血管疾患、脊髄損傷などの発症または手術後の状態の方
- 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節または膝関節の骨折の発症または手術後の状態の方
- 外科手術または肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有している状態の方
- 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節または膝関節の神経、筋または靭帯損傷の状態の方
- 股関節または膝関節の置換術後
- 急性心筋梗塞、狭心症発作その他急性発症した心大血管疾患または手術後の状態
回復期リハビリテーション病棟の入院から退院までの流れは以下のPDFをご覧ください。
入院から退院まで(回復期リハビリ病棟)
地域包括ケア病棟とは
急性期治療等(手術や検査等)が終了した後、すぐに家庭や施設へ移行するには不安のある患者さんに対してしばらくの間入院療養を継続し、『在宅復帰に向けての準備を整える』ための病棟です。
在宅療養中の患者さんに、病状の変化があった場合や入院治療が必要になった場合にも入院の受け入れを行います。ご自宅等への退院準備をしっかりと整え、安心して地域へお戻りいただけるようお手伝いをさせていただきます。
入院期間の上限が定められています。
入院対象となる患者さん
- 急性期病院での入院治療により状態は改善したが、在宅に戻るには、もう少し治療継続が必要な方
- 在宅での療養準備が必要な方
- 入院治療により症状が安定し、在宅復帰に向けてのリハビリテーションが必要な方
- 在宅療養中に病状の急変があった方
地域包括ケア病棟の入院から退院までの流れは以下のPDFをご覧ください。
入院から退院まで(地域包括ケア病棟)
入院患者さんの一日
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起床/洗面/更衣
1日の生活に向けて、パジャマから服に着替えていただいております。洗面は洗面所でします。
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嚥下体操/朝食
リハビリテーションの一環として、できるだけデイルームで食事をしていただいております。毎食後歯磨きをしていただいております。
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リハビリテーション
リハビリテーションが開始になります。当日のリハビリテーション時間は、廊下に掲示します。患者さんの状態に応じたリハビリテーションを行います。場所は病棟やリハビリテーション室などです。
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入浴/ティータイム/リハビリテーション
入浴は患者さんの状態に応じて浴槽を選び、介助をします。入浴やリハビリテーションの後はティータイムです。お好みに応じて、お茶・コーヒー・紅茶・レモン水など(無料)を提供しています。
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嚥下体操/昼食
言語療法士が食事介助を行いながら、リハビリテーションを行う場合があります。入院中でも季節感や楽しみをもっていただけるよう、季節の行事を取り入れた食事を提供しています。患者さんの状態に応じた食事形態を提供しています。
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レクリエーション/リハビリテーション/入浴/ティータイム
リハビリテーション以外の時間も、なるべくベッドから離れて活動していただいております。
デイルームで体操や季節に応じた催しを行っております。体調に合わせてご参加ください。 -
たちすわり体操
患者さんと職員で行う体操です。毎日行っています。椅子や車椅子から立ち上がることで、筋力、持久力、立位バランスの向上を図ります。
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嚥下体操/夕食
歯磨きをしてパジャマに着替えます。
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就寝
お問い合わせ先
アマノリハビリテーション病院
受付時間 月曜日~土曜日 8:30 ~ 17:30(日曜、祝日・年末年始は除く)